ピロリ菌とは?
ピロリ菌とは胃の粘膜に生息しているらせんの形をした細菌です。
ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの胃の病気に深く関わっていると考えられています。
ヘリコバクターピロリ感染胃炎は
①胃内視鏡検査で胃炎がある事を確認(胃がんがない事を確認)
②ピロリ菌に感染しているか確認
の2つを満たすことで診断します。2013年2月より、胃十二指腸ファイバー検査を施行することでピロリ菌の検査をすることが可能となりました。
除菌療法とは?
一次除菌とは1種類の『胃酸の分泌を抑える薬』と2種類の『抗菌薬』を同時に1日2回、7日間服用する治療法です。
内服治療が終了した後、8週間以上経過してからピロリ菌が除菌できたかどうか、もう一度検査する必要があります。
もし除菌に失敗しても保険診療で二次除菌まで受けることができます。
除菌薬を飲みっぱなしで除菌判定を受けていない患者さんがいます。
除菌判定は必ず受け、確実に除菌されたことを確認してください。
ピロリ菌の除菌に成功すると?
慢性胃炎や胃潰瘍などが再発しにくくなったり、胃がんのリスクを大幅に減らすことができます。
除菌後も必ず定期検査を受けてください。
二次除菌までで除菌が失敗した場合、三次除菌治療を行うことができます。ただし保険診療は二次除菌までで、三次除菌からは自由診療になります。
・三次除菌 → 30,000円(税別)
・四次除菌 → 40,000円(税別)
胃がんになるリスクを減らすためにも、ピロリ菌がいるかどうかを調べ、現在の自分の胃の状況を知ることはとても大切です。ピロリ菌の除菌療法については院長にご相談ください。